1.共同研究をご希望される企業の方へ:
中央大学吉田研究室では、実験を行った結果をご提供する形や、企業で実施された実験結果の議論・技術指導・学術指導、製品開発など、多様な共同研究が可能です。中央大学では知的財産のポリシーや出願フローを整備しており、専門のリサーチ・アドミニストレーターチームによる産学官連携を推進する環境が整っています。吉田はこれまでに複数企業と共同研究を行ってきた実績があり、製品化に至った例もございます。
ご希望される共同研究の内容を打ち合わせた後に下記のいずれかのルートで共同研究が可能ですので、まずはお気軽に吉田までお問い合わせ下さい。
- A. 大型(1000万円以上/年)の研究テーマ:中央大学研究開発機構を通じて共同研究を実施できます。
- B. 技術指導・学術指導を含む中小規模の共同研究:研究助成金・奨学寄付金の形で研究費の受け入れを行い、共同研究を実施できます。金額は内容によってご相談させて頂きます(数十万円~数百万円)。
2.共同研究をご希望される大学・研究所等の方へ:
学術研究に関しても積極的に共同研究を行っています。学内はもちろん、近郊の大学に伺うことも、オンラインでの打ち合わせも可能です。データの議論や技術提供から装置の貸し借り、共同での研究費申請、共同論文執筆まで幅広く歓迎しておりますので、お気軽にご連絡下さい。
吉田研からご提供・相談可能な技術、および研究室で利用できる装置/設備は下記の通りです。
・研究/技術
- 炭素材料/有機高分子/有機半導体のインクジェット・凸版・凹版・スクリーン印刷技術、フォトリソグラフィによる微細加工技術
- フレキシブルで生体適合性の高い有機エレクトロニクス(トランジスタ・ダイオード・抵抗・キャパシタ・インダクタ)および電気的・電気化学的センサの製造技術
- 酵素を有機材料に修飾した人と環境に優しいフレキシブルバイオ燃料電池の製造技術、ゲルを用いた二次電池の製造技術
- 有機材料の硬軟および力の発生などを制御するソフトロボット技術、カメレオンの皮膚のように色が変わる有機材料を用いたフォトニック結晶の製造技術
- マイクロチップを用いて神経細胞の成長を制御し人工的に脳を構築するOrgan-on-a-Chip/生体模倣システムの製造技術、薬剤や細胞分泌物を制御するマイクロ流体デバイスの製造技術、神経電位計測のための電極センサアレイの製造技術
- MEMSセンサ・アクチュエータ、バイオMEMS、Lab-on-a-Chip、µ-TAS、マイクロ流体デバイス、生体組織工学に関する技術
・装置/設備
- クリーン暗室(HEPAフィルタつきの暗室、簡易的な微細加工や細胞の解析が可能です)
- 明視野/位相差/蛍光顕微鏡(細胞内Caイメージングなど細胞の解析や微細加工デバイスの観察などが可能です)
- マイクロマニピュレータ、ガラス微小針プーラー(細胞や微細加工デバイスの微小操作や液体塗布による印刷などが可能です)
- クリーンベンチ、CO2インキュベータ、遠心機、恒温槽、液体窒素保管庫、冷蔵/冷凍庫(4℃、-30℃、-80℃)(一般的なP1/BSL-1レベルの細胞培養などのバイオ実験が可能です)
- ドラフト、エバポレータ、凍結乾燥機、酸素プラズマ装置、UV露光装置、電子天秤、ホットプレート、電気炉、乾燥機、真空デシケータ、オーブン、CO2レーザーカッター、3Dプリンタ(さまざまな化学物質の合成や加工が可能です)
- オシロスコープ、ファンクションジェネレータ、高速バイポーラ電源、安定化電源、LCRメータ、デジタルマルチメータ、周波数特性解析装置、ポテンショスタットおよび電気化学用電極一式、粘度計、紫外可視光分光光度計(UV/Vis)、フォースゲージ(さまざまな電気的、電気化学的、機械的な計測や解析が可能です)
- ※フォトリソグラフィ設備、インクジェット印刷装置などの微細加工装置は共同研究を行っている学内の精密機械工学科の先生方のご協力で研究に使用しており、大学近くの東京大学武田先端知スーパークリーンルームも利用させて頂いております。